気球という空の遊びに首を突っ込んでみた(小山バルーンフェスタ)

平成26年11月08日

・この日記は、基本的にカヌーか、自転車か、セーリング、たまに山行やオリエンテーリングと“陸海空の空無し”が基本であった。これは機会も無ければ、やってみたいとも思わなかったからだ。

・そこに突如として、“空”に接する機会を得てしまったのだ。これは、序文が長くなるなぁ、、、。

11月6日(木)22:53_FaceBookにエアさんから情報があがった。「土曜が人出が薄いなぁ・・誰か土曜日、気球に来ません?」

この時点で、まだ、仕事の成り行きが見えなかったので、なんのコメントも出来る状態で無かったので、流した。

11月7日(金)15:07_FaceBookに更なる情報があがった。

「明日クルー不足で、チェースなしで自転車を搭載して飛ぶことになる確率が高くなってきた。ここの所使ってなかった折り畳み自転車を整備した。」、、、というではないか、そりゃ深刻だ。

気球に折り畳み自転車を積んで飛行を行うということは、カヌーで考えると、下流デポ車無くして、川下りを楽しみ、自力で上流デポ地点への回収を行うという事に他ならない。って、出来なくもないが、これは手助け出来る範囲内では???、、、。と思いつつも、それでも流した(^^:誰か名乗りをあげるだろう?)

11月7日23:00_FaceBookとmixiに誰もフォロー出来るとは書き込まれて居ない事を確認し、23:17次なるコメントを入れた。もう寝ちゃっただろうけど「チェースなしで自転車を搭載して飛ぶこと、、、いまいちわからないいが。何か手伝えることがあれば?」

19分後の23:36_ぬぅわん?!と、本人からFBに返信が入った。

本人曰く「気球を飛ばすには、人数が必要だったり、車で追いかけたりする必要があるんです。それをチェースって呼ぶんですが。明日の朝人が少なくって、現地で誰か探そうかなぁと思っている状況です。最悪自転車積んで飛んで、降りた場所から車を拾いに行くという段取りを計画中でした(笑)」

「場所は、栃木県小山市のこの辺・・・36.30207,139.777656」。お互いの携帯電話情報を交換して、パソコンの電源を落としたのが、すでに日付変更線を回ってい(笑)。

小山市は、渡良瀬遊水地の西側に位置しているので、春日部からの道程は約1時間。まずは、体内のALCを抜くために入浴、そして、4時起床のため就寝

以上が、ひょんなことから、気球遊びをしちゃうことになった前触れであった。いやはや、なかなか知的&体力勝負、しかし、基本は、風まかせ諦めも大事、という奥が深い遊びであった(笑)


(^^:家を出たのは4:30.向かうは小山市。春日部からは40km北の街)


(^^:5:30に現地、近傍に到着するものの、場所が判然としない
暫く、明るくなるのを待つこととした、、がエアさん本人が見つけてくれた。)

そういえば、今年の4月13日渡良瀬まで自転車で行ったときに、
気球関連の車に[高圧ガス]というステッカーの貼られた1BOX車を
見かけた。今日はそんな車の団体様が居た(笑)。

(^^:そんな、団体様ですね)

(^^:競技に関して、話している内容のほぼ全てが理解できない。)

日本気球連盟のWebSiteより引用

(^^:東京電力さんの諸注意、150m以上、上を通過って、送電線は高さ何m?
東電WebSite:送電鉄塔は、送電電圧、送電容量、地形などに応じて、大きさや
形は多様です。高さも45mから100mを超えるものまであります。現在、100万
ボルト設計の鉄塔は、高さが100メートル以上もある巨大なものです。)だそうです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ということは、大体100m内外ということですかね)

(^^:参加する気球は、なんと20気球、、、単位は玉?)

(^^:競技が、風上から進み、風下の目的地にモノを放り込む、
ので、風上の気球を膨らませる事が可能な場所を探して陣取るが
参加者の多くは、だいたい同じような場所に集まるみたい、)

(^^:お仲間と相談中、微妙な条件でのJDGでFINな競技方法、、
これがタスクというもので、事務局が規定したこの午前中の
タスクは競技者泣かせらしいことを理解したのだった。)

(^^:そんな中、ムクムクと民家の向こうで起き上がる気球)


(^^:こちらでも、ムクムク;^^)

(^^:)

(^^:段取りを変更すべく急遽移動中、、、。)

(^^:おぉおおお、ハロウィンよりよっぽど、お化けっぽい;^^)

(^^:さぁ、再び、離陸地を探してスタート、他の競技者は、ドンドン
ターゲット目指して大会本部前に近づいてきます)
我々も画面奥の方へ再び戻ります。

(^^:おぉー、見るものを飽きさせない、すごく新鮮!
こんな風景見たことない・・・。)

(^^:ドンドン、大空へ)

(^^:おー、ここでは、空に何が飛んでても大抵は、驚かないのでは?)

(^^:いとをかし。)

(^^:で、我々は、まだこの状態、一体どれだけの時間で、、、と訝るも。)


(^^:何分経ったか覚えていないが、車を止めてから、多分20分位)

(^^:そう、20分位でこの状態まで来たと思います、早いです)

(^^:)

(^^:いってらっさーいぃ。)

(^^:あーぁ、行っちゃった。これから、追いかけます。
チェースという機能を司りました。)

(^^:私の認識:FIN完了後、その付近で着地するものだと思っていた。
しかし、風まかせの気球さん、そうしたいのは山々なのか、下流の
何処かで着地するらしく、これを追いかけるのが役目と漸く理解した。
しかし、車は空より自由度が利かないのは、誰もが知る常識。
気球の行方を見守りつつ、最適・最速フォローを目指すものの。)

(^^:思川左岸に着地、距離は約2,800m)回収作業に邁進したので、
この写真は撤収完了後のもの。
1.膨らんでいる部分を萎ませ、畳みやすい状態にする。
2.バスケットの中身を出して、車に積めるようにする。・。
3.膨らんでいた部分を袋に押し込み尻圧で馴染ませる。
4.乗員の無事を確認し、本部に着地したことを知らせる。

(^^:)

(^^:今、使った燃料を充填して貰いにきました。場所は新大平下)

(^^:余裕を持った、競技運営、2回あって、間隔は7時間!!)

(^^:お昼ご飯を食べて、大会会場に戻ると、地面に支持支点を打ち
ロープで気球を飛ばない様にした体験会を行っていました。)


午後の競技形式は、HNH方式とKFN方式、これは、連盟のWebSiteに
説明がなかった。小山周辺にある古墳群に任意のポイントを設け、その
古墳を見つけ、上空から辿る。コース設定者は、古墳の緯度経度を掌握
しており、競技者のGPSログとの距離対比で優劣を競うものらしい。

(^^:再度、セットアップします。凄く手馴れており、感心。
聞けば、かつて日本選手権で戦ったこともあるという、
すごい戦歴の持ち主でした。正面アップは嫌だそうです)

(^^:各チーム雄叫びをあげます。まさに咆哮という感じ)

(^^:皆さん、チームで準備を進めていきます、中にはチビッ子も;^^)

(^^:インフレーターという扇風機で風を送り込みます)

(^^:まぁ、いつもの前掛けユニフォームでお手伝いです)

(^^:この気球を追っかけるんだっけかな、ヘア気球)

(^^:気球の天井部分、クラウン部分の構造が
あんなになっていたなんて、ビックリ。お手伝
いしていて、一番ビックリしたことの1つです。)

(^^:)

(^^:そんな私が、同乗出来ることになりました。いやはや、重いのに)

(^^:前を塞がれて、スタート出来ないのだそうです)


(^^:おー、荒業なのか、フェリーグライド人力版)

(^^:あの、天井部分のセットアップをお手伝いしていました。また車で
追いかけるチェースの役目をするつもりだった、筈が、気球に乗って
おりまする。(笑))

(^^:ハイラックス号、さようならー。)

(^^:思川、上流方向、見えるのは国道50号線橋梁)

(^^:思川下流方向、石ノ上橋を望む。こう見ると、思川の河相が
グッと良いものに見えますね。)

(^^:今度、折り畳みカヌー・ファルトボートを持ち込み、
遊ぶのも面白いかもなぁ、、、、。)

(^^:あの山影は、みかぼ・おおひら、日光前衛山塊!)

(^^:)

(^^:)

(^^:あれ、まだこんな所に居る?!)


(^^:遥か前方にハート型の水面が!?)

(^^:ちょっと足がすくむんですけど。。。怖くないか聞きました、
パイロットさんは、操縦している限り大丈夫だそうです。)

(^^:ドンドン、上がって来ました。)

(^^:離陸地点は↓の場所、随分時間が経ったはずなのに。
ハイラックス号は、いま何処に?)

(^^:追いかけっこの気球は何処だ?
私が判らないだけで、パイロットを掌握しています。)

(^^:この辺りで、パイロットから“今何処か?”を問われ、
地上を俯瞰しつつ、上空の位置を掌握、実体視の感覚)

(^^:追いかけっこする筈の気球があんな所に。同じ場所から出発
しても各高度の層間で流れている風の向きが異なることから、
総じてみれば、着地点の周囲には来ることは出来ても、得点可能
エリアからは遠く及ばない場所になり、地団駄を踏むことになる?。)

(^^:お、居た居た、ハイラックス号、こちらの球色が真っ赤だから、
識別し易いのですよね。探知機で気球の位置を追い駆ける車が
その位置を掌握する機器ってあるんだっけ?スマホにあるかっけ?

(^^:おいかけっこタスク終了し、次のタスクは古墳見つけタスク
これが、KFN方式のタスクなのかなぁ。)

(^^:パイロットに聞けば、前方の工場の向こうに見える木々が
古墳であり、今回のターゲットポイントだそうです。あそこまでの
辿りつくのに、どの方向の風が吹いているのか?、果たして、、
この高度のまま、あそこに一直線で辿りつけるのか、、、、、、、
風のむくまま、気の向くまま、、、NZ_RyuさんのHPタイトルと一緒


(^^:他にもある、古墳を目指し、競技者は、其々の高度と風向きを
探っているのだろうなぁ。風の向きと強さが可視化出来れば勝ちだね)

(^^:すげー、難なくポイントゲット。航跡ログをGPSで拾って、
大会本部にGPSを預けることで、その証明になるとのこと)

(^^:ここで、再度高度を上げて、次の古墳を目指すことに。)

(^^:ここまで高さを稼ぐと怖いなぁ、パイロットに邪魔だ!!
思われているが、バスケットの中に屈み込んでいます。)

(^^:渡良瀬、私は、全領域漕いだことがあります。本当は野生生物
保全ゾーンとかあって、立ち入りを制限されていたらしいのですが、
知らなかったので、一周しちゃいました。御免なさい。空から見ると
ちっちゃい。)

(^^:ターゲットには、辿りつけず、着地点を探すことに。
彼の地に降りたくとも、現地の風がその思いを遮る、そんな感じ。
何処に降りるのかなぁ、、、。

(^^:皆さん、降りてきました。)

(^^:地面に着地する時、ガツンと来るからね、ガツンだよ〜、
着地で、バランスを崩し、転倒かと思いきや、さすが体重のある
二人の協力で、その場に軟着陸することが出来ました。。。

降り立ったのは、巴波川、右岸_決壊口記念公園の対岸
栃木市藤岡町部屋地区地先_飛行距離直線で約5.6km


ここから、怒涛のお片付け&ガス充填を行い、大会本部に戻り
解散したのだった。私は、18:30から行われる、ナイトグロー&
花火ショーを見ていく事とした。エアさんと、その一味の皆さん、
ありがとうございました。)


(^^:ナイト・グロー&花火ショーに先立ち軽く小腹を満たす。
昼ごはん、結構食べたのにねぇ。)

(^^:気球の向こう側に観客席があり、ショーの構成は向こう側
に向けて行われるのだろうけど、面倒なので、移動しなかった。)


(^^:全部で11気球らしい全部は見えない)

(^^:司会のお姉さんのトークが冴え渡り、見るものを飽きさせない)

(^^:時折、全気球が、一斉グローをする。
この時、一緒に花火も揚がる。)

(^^:こんな感じでした。)

(^^:)

(^^:やはり、主たる観客席の距離が必要だった。
カメラの広角が、間に合わない位置に花火が揚がる。)

(^^:)

(^^:)

(^^:来年は、家族も連れて来ようと思いました。)



【“チェース”な編集後記でーす】

大会会場にて、駐車場へ移動中、係りの方が「あなたの車は、“チェース”に使わないから、ここに停めるのかな?」と質問した。

いかにも、私の車は、“チェース”に使わないが、私は“チェース”をするのだと、答えたら、頷いて、指定駐車場所への入場を認めてくれた。

いやいや、“チェース”という言葉の意味を教えて貰ってからまだ、6時間、実に役立った。言葉の意味を知らなかったら、どうなったのだろう?

小山市周辺の河原は、堤防の坂路に、車止めがない。不法投棄等の抑止から、大抵、車の進入は出来ない、春日部エリアとは趣が違う。

エアさんによって、開眼させてもらった、“空”の遊び、今後の方向性が楽しみでもある。チェースという役目は向いている気がした。

今回のフライトは、普通の遊覧飛行とは異なり、ダイナミックな飛行になったと思うよ、とはエアさんとの別れ際の弁。一日経って漸く理解した。

普段の遊覧飛行では、まさに風の向くまま、気の向くままの運航なのだろう、しかし今回は、勇猛果敢に得点を重ねようとする競技者の試行があった気がする。

それでなければ、今回の大会の結果が綜合4位にはなれないだろう。本人は、何処を突っついても、飄々としているが、そんな気がしてならない。

2014/11/11/12:38修正_Dappa記

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